【下石井公園】いい場所、居場所、賑わい創出社会実験〜芝生のキャンバス広げてみた!〜
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【下石井公園】いい場所、居場所、賑わい創出社会実験〜芝生のキャンバス広げてみた!〜

マチナカノススメ 愉しみつくる岡山の暮らしかた

 岡山市は「街を楽しむ」をキーワードに、居心地が良く歩きたくなるまちなかを目指しています。街で暮らす人も買い物に訪れる人も、歩いて楽しめる場所。
 岡山の街には公表されているだけでも、これから数年の間にマンションがたくさん建設され1500戸以上の住居が供給されるようです。街へ遊びに来る人ももちろんですが、そこで暮らし子育てをする人たちにとっても「居心地の良い空間」とはどのような場なのだろう。
 今回、私たちが取り組む『下石井公園』は、そんなまちなかの中心に位置する公園です。
 大きなイベントも行われる場所ですが、普段から広いグラウンド部分がもっともっと多様に活用され、多くの人が“日常的”に訪れて憩える空間であってほしいと考えています。そこで、期間限定ではありますが人工芝を設置して、どのような風景を創出できるのか、また居心地の良い空間となるのか社会実験を行うことになりました。

社会実験概要

 岡山駅から徒歩10分、まちなかの中心に位置する『下石井公園』にて11月2日から12月19日までの48日間、公園の土のグラウンド半分(約900平方メートル)に人工芝を張り、市民の日常的な憩いの場となる空間を創出する社会実験を実施しています。この社会実験をとおして、効果や課題を検証し、恒久的な芝生化も視野に検討することになっています。

下石井公園before

下石井公園after

なぜ下石井公園で芝生化?

 芝生には「転んでもケガをしない」「疲労・ストレス軽減」など様々な利点があるそうです(詳しくは「芝生のチカラを活かしたまちのCORE(コア)のつくり方」)。さらに今回社会実験を実施する『下石井公園』は西川緑道公園や幸町図書館、保育園などと隣接していることから、様々なアクティビティが起こる可能性のあるポテンシャルの高い空間と考えました。
 また、中心部で子育てをされている方からも、まちの中にはこどもがおもいきり遊べる公園がないため、車を利用して郊外の公園まで連れて行っている、との声も耳にしました。

 ここに芝生を敷き詰めたらどうなるのか?
・地域に暮らすこどもたちがおもいきり遊べるのではないだろうか?
・街へ買い物に訪れた方がピクニックをしに来ないだろうか?
・隣接する図書館で借りた本を読む方が現れないだろうか?
・まだ想像できないような多様な活用がされないだろうか?
  などなど、、、、、、、、
 思いはまだまだありますが、芝生化をすることによって、街の中で暮らす人も、街へ遊びに来た人も、おとなもこどもものびのびと憩える場にしたい。これまでよりも日常的に親しまれる『下石井公園』となって、そしてそれがまちの賑わいの創出へ繋がるのではないか、などの思いがありました。

芝を張ってみたら、みえた!

 11月1日(月)13時から人工芝を張る作業が始まりました。日没までの作業です。11月ですから日没を考えて17時には完了です。

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打ち合わせの始まり。これから15名×4時間での作業開始!

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人工芝のロール。2メートル×10メートルの48本!

 効率よく並べるにはどうすることがよいか、事前に検討していましたが、人工芝のロールが持つ個性が邪魔をします。

 いったん並べた芝を眺め、「芝目が違う!」と反転させたり、ピンを打っていく中で芝がずれてしまったりと試行錯誤の作業でした。

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芝目を見たり、隙間がないかチェックを怠りません!

 また、グラウンドは四角ではなく楕円になっています。丸みをグラウンドに合わせて裁断することは大変な作業となりました。納得いかず、やり直しもありました。芝は結構固くて終わった後の手にはまめができていました。

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文房具のはさみでは歯が立ちません!プラスチックも裁断できる万能ばさみを使用しました。

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作業は思ったより早く16時半頃には完了しました。空っぽのロールの山が生まれました!

 片づけをしていると芝生の周りで小学生が「まだ入っちゃダメだろ!」とやり取りをしています。「入っていいよ、走ってごらん。」と声をかけると、芝生の上を走り回り、一人の男の子が転がり始めました。「どんな感じ?」と問いかけると「サイコー!ずっとこのままがいい!」と。こども達が遊びはじめたことは、人工芝を張り終えたばかりの私たちにとって、「こんな世界が見たかったんだよ…」と、最高のご褒美でした。

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転んでもいたくないし、汚れない、ゴロゴロできる芝生は最高!

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裸足で走り回るこどもたち。裸足が気持ちいいことを教えてくれます。

芝生は自由なキャンパス!

 芝生を張った翌日、保育園のこども達がたくさん遊びに来てくれました。先生からは「今のこどもは道具がないと遊べない子も多く、何もない広場ってありがたい。」とのお話。『ごっこ遊び』があちこちに広がります。怪獣や動物、ハロウィンの後だったこともあり、お化けになりきるこどももいました。また、目に見えないステージを作り「ここから出ちゃだめだよ」と一列に並んで、手話付きの歌を披露してくれました。おもいおもいに世界を表現していました。

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 初の週末、たくさんの家族連れ。これまで『下石井公園』ではなかなか見ることのなかった景色です。ピクニックをしていたり、小さなこどもが歩く練習をしていました。

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平日、仕事合間の昼休み、一人芝生で本を読んでいると、歩き始めたばかりの小さな子を連れた若いお母さんから、「近所にこんな公園があるなんて助かります!」と。広くてどこまでも歩けることや「あぶない!」と心配をしなくてよく、気持ちがいいと教えてくれました。

 社会実験は始まったばかりです。みなさんに愛される居心地の良い公園を目指して、アンケートを実施しています。

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公園内に設置している看板です。看板にはアンケートの二次元コードを付けています。訪れた方はぜひ利用いただいた感想と共にご回答をお願いします!

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